テーマ6 十和田湖・奥入瀬渓流・八甲田の自然を観察する 【教科とのかかわり】理科、社会

テーマ6 十和田湖・奥入瀬渓流・八甲田の自然を観察する

体験プラン
学習のねらいとその効果
◎自然観察のための知識を得て、自然の恵みを楽しみ、自然環境への関心を高める。
◎動植物の生態や自然を守るための取組、漁業資源を保護・管理するための対策などについての知識と理解を深める。
◎環境を守るためのマナーとモラルについて学び、自然との関わり方について考える。
◎自然環境を守るための態度を育成する。

大自然が織りなす四季折々の風景

 全国から観光客の集まる十和田湖(とわだこ)・奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)は、十和田八幡平(とわだはちまんたい)国立公園にあります。昭和11(1936)年に十和田国立公園として指定され、その後、昭和31(1956)年に八幡平地域が追加指定されて現在の名称になりました。この国立公園の中でも、特に十和田湖から八甲田山(はっこうださん)にかけての景観は変化に富みます。公園全体が那須(なす)火山帯に属し、典型的な二重式カルデラ湖の十和田湖が深く青い水をたたえます。豊かな表情を持つ奥入瀬渓流、厳しさと優しさを併せ持った八甲田連峰とともに、四季折々に美しい景色を見せてくれます。国立公園は、貴重な自然を保護しながら適正な利用ができるように、特別保護地区、特別地域、普通地域に区分され、様々な規制のもとに管理されています。大自然にふれられるありがたさや、自然保護の大切さを学びとることができます。

多くの動植物が生息する“母なる大地”の国立公園

 十和田湖は標高400mにある湖で、最深部は水深327m。湖には約20種の魚類が生息し、中でもヒメマスは、明治36(1903)年に北海道の支笏湖から移入した卵の孵化に成功したものとして知られています。湖を取り巻く内壁には火山活動によって堆積した地層が見られ、数万年という歴史の重みを感じさせます。十和田湖子ノ口(ねのくち)から14km、約200mの高低差のある奥入瀬渓流沿いには、トチノキ、カツラを中心とした落葉広葉樹林があります。子ノ口(ねのくち)から焼山(やけやま)にかけての遊歩道を散策しながら、「銚子大滝(ちょうしおおたき)」や「阿修羅(あしゅら)の流(なが)れ」など、躍動感あふれる滝や渓流の景観を楽しむことができます。

 八甲田連峰は、東北特有のブナ林とアオモリトドマツ林に覆われ、広大な高層湿原のゆるやかな斜面にはヒナザクラ、チングルマなどが生育。八甲田山のふもとには、国民保養温泉の指定第一号を受けた酸ヶ湯温泉(すかゆおんせん)などがあります。自然の声に耳を傾け、環境について考えるきっかけとします。

メッセージ

十和田湖自然ガイドクラブ

 奥入瀬渓流は約4千年前、十和田湖外輪山の一番低い壁を突き破り流れ出し、その膨大な水流がU字型の谷を作り、渓流を侵食した結果、本流と支流の河床の間に大きな落差が生じ数多くの美しい滝ができました。自然は長い年月の間に、素晴らしい景観を作り出し、そこに訪れる人々を魅了し飽きさせません。特別保護地区の奥入瀬渓流に沿った遊歩道は約14km(子ノ口〜焼山)ありますが、徒歩による探勝を生徒さん達にお勧めしております。

代表 吉崎明子
体験プランはこちらから